保険対応修理です。
殆どが交換作業ですが、きちんと丁寧に作業させて頂きました!
今回の修理内容は
右フロントフェンダー新品交換
フロントバンパー新品交換
右ヘッドライト新品交換
右サイドミラー新品交換
右フロントドア板金塗装
ボンネット板金塗装 しました。
全体的に無残な状態に
フロントバンパーも傷だらけでした。
◆損傷の確認
損傷の範囲、凹み、キズの深さを見極めます。
◆部品の脱着
修理するにあたり、作業の邪魔になりそうな部品があれば外します。
◆損傷部分の塗膜の剥離
パネルの凹み部分の塗膜を剥離します。
次の工程のスタッド溶接をするためです。
◆鈑金
専用のワッシャー(形状は色々)をスタッド溶接し、凹んだ部分をスライドハンマー等にて引き出す。
裏から作業が出来れば、そちらから作業する場合もありますが、ほとんどの場合裏から作業できないです。
◆パテつけ
凹み、キズの鈑金が終わったら、その部分にパテをつけます。
パテをつける前に段差が出ないように、鈑金部分、その周辺をペーパー掛けする。
◆パテの研磨
パテを乾燥させた後、パテを削って整形します。
通常、パテの盛り付け、研磨を数回繰り返し、形をだしていきます。
◆プラサフの塗布
目的は、
1.吸い込防止
2.パテ整形時についた粗いサンドペーパーのキズを埋めるため
3.防水・防錆
要は、上塗り前の準備です。
先程の板金の続きです。
◆プラサフの研磨
プラサフ乾燥後、
ペーパーにて面だしする、この作業で手を抜くと、完成時に差が出る。
◆塗装前準備
泥汚れ、ピッチタール(アスファルトのカス)、虫、水垢を落とします。
入り組んだ所は、小さなブラシ等で、隅々までキレイにします。
一緒に足付け、塗装面に細かい傷をつけます。
これをやらないと、後で剥がれがでます。
◆マスキング
塗装がかかってはマズイ部分を紙やビニールなどで覆います。
◆脱脂
弱い溶剤を用いて、塗装面の、油分、ワックス等を落とします。
これをしないと、ハジキといって色が乗りません。
◆上塗り
1.カラーベース塗装
調色済塗料を塗ります。
一度にべったりと塗装せずに、数回にわけて塗装します。
最初は捨て吹き塗装することで、ハジキなどを防ぎます。
後は数回塗り込み、プラサフの色がきちんと隠蔽されたか、、
ムラがないことを確認しながら、塗装していきます。
2.クリアー塗装
カラーベース塗装のあとに、透明なクリアの塗装をします。
クリアのベースと硬化剤を混ぜて塗装します。
乾燥後、固い塗膜になり、硬化後は、シンナーなどの溶剤で溶けなくなります。
◆乾燥・硬化
60度×15分とか、熱をかけて、乾燥
◆磨き
塗装時に、細かいほこりが付着することがあります。
手で触るとポツポツとブツが残っているのが分かります。
また塗装時に柚子の肌のように塗装面が荒れることもあります。
そういった事を修正するために、ブツを細かいサンドペーパーでけずったり、
柚子肌の部分を細かいサンドペーパーで削ります。
最終的には、コンパウンドをあてて、細かいサンドペーパーのキズを消し、
ツヤのある状態にします。
各部品組付けて、チェックを行い完成です。
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